あなたが走った道を僕はきっと知らない その4 剣岩迷走

2017年8月7日

僕の話は長い、と人からよく言われます。

それだけ話の引き出しがあるんだよ、と言いたいのですが、客観的には話が面倒臭いそうです。

そんな面倒なお話をそのまま文章にしてみるとこんなブログになります。

このシリーズ長いよね、と言われますがそういう仕様です。こういうものなのです。

なので僕はぶれません。きっと今回も長くなるでしょう。はいそこ、簡潔な文章を書けないだけだろ、とか身も蓋もない事を言わない。

七月某日。

珍しく早起きした僕はどこかへ走りに行きたくなりました。ちょっと長い距離を走りたかったのですが、生憎その日は午後から私用があったのであまり遠くへは行けません。

という事で近場の剣峠へ。

今回はちょっとした登山もするつもりなので、補給食と靴を一足担いで出掛けます。

多少荷物が重いですが、宇治神社で神頼みした僕の足は無敵!

いつもよりバイクが軽く感じます。と思ったらやっぱりボトルは空でした。前回と同様に湧水を頂いていきましょう。やっぱり水道水より美味しいです。

峠に差し掛かるとバズーカを構えた人に遭遇しました。自衛官の方かな、と思ったらバードウォッチャーの方でした。バズーカでは無く望遠レンズでした。あのバズーカはお値打ちな物でも十万円を超え、高いものだと百万円を超えるそうです。それを聞いた時はうっそーんと思いました。

幸いバズーカは僕では無く野鳥を狙っているようなので、爆撃される事無く峠を登る事が出来ました。


頂上に到着です。記念写真をパシャリ。僕のスマホでよく見る構図の写真がまた一枚増えました。

さて、ここで靴をビンディングシューズからスニーカーに履き替えます。上の写真から右へと視線をずらすと、


こんな感じで登山口があります。

何故登山をしようと思ったのかと言うと、剣峠の由来である剣岩と言う岩が登山口を登った先にあると知ったからです。

剣峠の由来って小次郎池じゃないんですか、山の稜線が剣にみたいだって言うのは違うんですかい。色々諸説があるのでしょう。

京路山登山口を進むと剣岩があるそうですが、写真は八祢宜山登山口とありました。

ここではないのかな? しかし聞いた事のある名前の山。ちょっと登って違ったら引き返そうと進んでみます。

案内に従いながら山道を登ります。勾配はきつく生えている木に掴まりながらでないと、体勢を崩しかねません。スニーカー持ってきて良かったです。

勾配を登りると尾根道に出ます。スマホを取り出すと弱いですが電波が届くので、地図を確認してみます。

「剣峠 剣岩」で検索し地図を開きます。画面中央に走る白い線は勿論剣峠の県道。少し拡大すると県道の右側に史跡の地図記号とともに剣岩と表示されます。そして剣岩と県道を挟んだ対極の位置に現在を示すアイコン。

見当違いのところに、ドヤァッ! と自信ありげに佇む精悍な青い点。

っていうか僕だった。

チクショー! 一旦来た道を戻る事にします。険しい下り。どこをどう登ってきたのかよくわかりません。ちょっとした登山でこれなのですから、富士の樹海とか入ったら迷子確定ですね。

落ち葉や土に足を取られないよう慎重に進み、無事に下る事が出来ました。何でかなー、山頂から微妙にずれたとこに着いたけど、結果オーライですよね。

県道を歩いて山頂へ。もう一度登山口を探します。

ありました。

上の写真が山頂からわずかに南伊勢方面に進んだ東側にある京路山登山口。

こちらもなかなかの急勾配な登りですが、八祢宜山より整備が行き届いていています。細い丸太で作られた階段があるのでかなり歩き易く、難なく登る事が出来ました。

勾配を登るとこちらも尾根道に行きつきます。南側へと延びる道。ここから進んだ先に岩はあるようなので尾根道を進んでみます。

誰もいない静かな山道を一人歩くのは不思議な気分です。鬱蒼と生い茂った木々の下は昼前だと言うのにわずかに薄暗く、見る物がどこか幻想的に見えます。


地面にめり込んでいるかのような巨大な岩。岩の間に吸い込まれそうです。

岩の上から見た景色。絶景です。

自然の雄大さを感じつつ先へ進みます。

時折岩を乗り越えたり、斜面を登ったりトレッキングとしては楽しい道です。しかし目的の岩は見つかる気配がありません。電波は届くものの微弱でスマホで調べるのは困難です。靴も普通のスニーカー、運動は出来ますが登山をするための物ではありません。

無理せず一旦引き返すことにします。もう一度調べ直して次の機会にリベンジすればいいのです。

来た道を戻りつつ駄目元でスマホで検索してみます。「剣峠」と入力、すると予測変換で「剣峠 心霊」と表示されました。

何でやねん。

伊勢神宮のお膝元やねんで。三重県で一番神聖なとこやねんで。青山峠や女鬼トンネルとは違うねんで。

でも、この山は何と言うか、ちょっと他の山とは雰囲気が違う気もします。

神聖な感じ、と言えばそうなのでしょうが、怖いの駄目な自分です。この時ばかりは不気味な雰囲気に感じてしまします。背中もぞくぞくします。背後に気配を感じる、気がする、かもれない、かな……。周囲の木々のざわめきがもはや恐怖。

お化けなんていなんだぜっ!? びびった人の心が生み出したファンタジーなんだぜっ!? だから落ち着くんだぜ、俺。

と自分に言い聞かせたところで落ち着かないのは自分自身が一番わかっています。

そんなわけで帰りはトレイルランを楽しみました。

帰り路は分かりやすく、目印のテープが木に巻かれているので迷うことも無く引き返す事が出来ます。お化けに遭遇する事が無かったのは僥倖でした。

最初勾配を登りきったところまで戻ると、北側へも行けることに気付きます。せっかくなのでそちらへも行ってみます。


あ、なんかありました。
大迫力の大岩。こちらが剣岩です。絶妙なバランスで立つこの岩が人工物ではなく自然岩だというのですから驚きです。

横から見ると、なるほど自然の岩らしいです。

こんな岩があるのならこの山が剣峠と呼ばれるのも十分に納得できます。荒々しくもどこか肌理の細かい岩肌。

山の中に佇む、オベリスクにも似た大岩。昔の人でなくても神々しさを感じます。

ずいぶんな回り道をしてしまいましたが、無事に目的の岩を見る事が出来ました。

時刻はお昼過ぎ。午後の予定まであまり時間が無いので速やかに下山です。

峠の下りでフルームばりのダウンヒルをきめてくれるわっ!

嘘です、無理です。そんなことしたら死にます。皆さんも剣峠の下りは攻めてはいけません。

安全運転で下山。

予定の時間までに着替える余裕はありそうですが、お昼を食べるにはちょっと時間が足りないので買い食いする事にしましょう。

ご近所グルメライド再び。

そんなわけで立ち寄ったのは、自宅から徒歩五分のところにあるおかげ横丁。皆さんご存知でしょうか? え、知ってんの? 僕の地元もずいぶん有名になったものだなぁ。

立ち寄ったのは伊勢醤油本舗。お醤油さんですが伊勢醤油焼うどんや伊勢醤油ソフトクリームなど、テイクアウトできるものも扱っています。

僕のお気に入りはこちらのあげまん。ほのかに香る醤油と、中のお餅と餡子が絶妙です。

そしてもう一店。


豚捨に立ち寄りました。コロッケとメンチカツを購入。説明不要の美味しさです。食べた事の無い方は是非、一度ご賞味あれ。

 

夕方、用事を済ませたところで無性に珈琲が飲みたくなったので、珈琲を買いに行きます。

伊勢市駅前の外宮参道から辻に入ったところにあるカミノコーヒーのテイクアウトコーヒー。

ちょっと濃厚で苦みが効いてる印象。でも飲みやすい。

そして、

カップがボトルケージにすっぽり納まります!

心なしか自転車がいつもよりおしゃれに見えます。このままおしゃれバイクで帰宅しました。

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